Thank you for your everything.


令和8年(2026年)の元旦は雪でした。佐賀に住んで初めての特別なお正月になりました。

平成17年(2005年)9月に佐賀大学に着任しました。教授就任のお祝いにいただいた高価な置き時計と競争するように仕事に取り組みましたが、バタバタしている割にはたいしたことは何もしてない毎日に愕然とする反省の日々でした。

理念なき組織はなくなります。研究室の理念とそれを表すフレーズを考えました。

 理念:本心・本音・本気の真心から教育と研究に取り組み,自己実現(個性化)を目指します
 フレーズ:夢中・熱中・○○中

周りの人の意見や評価に右往左往することなく、自分の心に忠実に教育や研究を行うことを第一に据えました。わがまま(我がまま)ファーストです。ですので、スタッフや大学院生にも何かを強制することは極力控えて、ひとり、ひとりが自分の心に忠実に行動すること・行動できることを心がけました。

「何事も自ず(おのず)からに由(よ)る」ことを大切にした「自由」な研究室の運営に努めてきました。本気・本心・本音からの行動は自然と「夢中」になり「熱中」しますから「夢中・熱中・○○中」なのかをつねづね自分自身にも大学院生にも問いかけました。

スタッフや大学院生の頑張りで「臨床微生物の研究」「抗菌性人工関節の開発」「破骨細胞の研究」ができました。20年間(2025年12月現在)で医学博士を28人が医学修士を8人がそれぞれのテーマで取得して大学院を卒業していきました。大学院生2人が「夢中・熱中・研究中」そして、「夢中・熱中・恋愛中」になり、結婚する慶事もありました。忘れられないよい思い出です。

野田岩男研究員の多大な尽力で、抗菌性人工股関節の開発に世界で初めて成功して多くの賞をいただきました。この製品を含めた銀ハイドロキシアパタイト被覆抗菌インプラントは保険収載され、臨床現場でこれまでに 4万件以上に使用されています。患者のQOLを改善する有用な医療資材に成長しています。大変うれしいことです。

着任から4年が経ち、研究室が落ち着いた平成21年(2009年)から毎年、目標を掲げました。 それぞれの年の目標の詳しい内容はHPの「ひとりごと」にあります。

気づきましたか?目標の頭文字はアルファベット順です。

退職の年である2026年は 山口百恵さんの名曲「さよならの向こう側」から「Thank you for your everything」です。20年と3か月にわたる皆様からのご支援に感謝します。ありがとうございました。残りの3か月間も頑張りますので、引き続きよろしくお願いします。

Thank you for your everything!
宮本 比呂志
2026年1月5日

病原微生物とそれに対する宿主側の応答について,研究しています....[研究] 微生物学分野は,基礎研究棟の2Fにあります....[教室員]
本音・本気・本心の真心から教育に取り組みます.医学科研究プログラムではレジオネラの実験をします....[教育]