インフルエンザの歴史
インフルエンザは脚気が多く、貧困が社会問題になっていた
1918〜1919年にかけて、スペイン風邪として流行し、全世界で2000万人以上の死者を出した感染症である。現在流行しているインフルエンザは、1968年に出現した香港型と、1977年に出現したソ連型である。日本ではスペイン風邪による死者が
388万人にのぼったが、国民全体の生活水準が向上して、以降の1968年の香港風邪では、はるかに死者は減少して約2000人、1977年のソ連風邪でも3000人未満にすぎなかった。このインフルエンザの出現から
20年以上が経過しており、新型インフルエンザウイルスの出現も近いと考えられ、もし新型が出現したなら、世界的な流行が予測される。昨年、香港での新型インフルエンザウイルスの発生が新聞などで大きく取り上げられたことは記憶に新しい。