世界で起こったO−157

 

 

日本で起こったO−157

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WHOのまとめ

日本で起きた病原性大腸菌「O-157」による大規模な食中毒被害は、世界保健機構(WHO)が把握している同菌による突発的集団発生としては「けた違いの記録的な患者数」(WHO食品管理課)であることが20日、世界各地の発生状況まとめでわかった。

日本のケースは、発症が大阪市堺市だけで6000人以上、全国で8000人近くの達し、けた違いの大きさという。

(厚生省調べ)

 1996年の腸管出血性大腸菌O157による集団食中毒は、5月の岡山県邑久町における発生を初めとして、堺市における大規模な発生など全国各地で発生し、有症者累計9,451名、死者累計12名に上った(うち、有症者累計10名以上の集団発生18件)。また、本年に入ってからは、1月から2月までの有症者累計は32名であったが、3月には、関東南部及び東海地域を中心として、有症者累計110名(うち死者1名)の有症者の発生が報告されるなど、家庭における発生事例が急増している。