O−157感染経路
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−157の感染経路は、肉・魚・野菜など鮮度が重要視され、保存が難しいなま物に多く見られるようだ。その為ずさんな食物管理法が食中毒を引き起こす大きな要因になっている。また、家庭内よりも給食や仕出し弁当など大量の食物を管理する所の方がより大きな被害に広がることが多い。大量の食物を扱うからだ。給食を例にとって見ると、地域で一緒に作り学校に送るというセンタ−調理方式と単独で作る自校調理方式とがあるのだが、センター方式だと食中毒の被害が広がるため、単独購入・自校調理法式を奨めているそうだ。大きな被害を及ぼした食中毒だけが注目されているが、実際には家庭内でも頻繁に起こっているのが現状らしい。主に肉・魚が原因であるが、生がきを食べるのを止めたら食中毒は半減するとも言われているそうだ。肉もしっかり焼くなど加熱をすれば良い。しかし、
日本人の好み、食文化ゆえにそれは大変難しいことだ。だから、食中毒を引き起こしやすい感染経路を無くすことができないため、O−157撲滅・食中毒阻止を完璧に行うことは不可能であり、これからも食中毒が起こることは必至である、と専門家は言っている。食中毒を始め、感染症で一番難しいのは、
感染経路の特定である。不確かな段階で公表すると、業者や生産者に大きな損害をもたらしてしまう。そのよい例が大阪堺市で起きたかいわれ大根が食中毒の感染源ではないかという誤った情報が広がってしまった事件である。その責任を取り、管厚相はかいわれ大根が山盛りにされたサラダを食べてみせるという事態を生んでしまった。