レジオネラ菌に対する予防

 

レジオネラ菌の増殖要素である藻類アメーバによるスライム等の発生を制御すること。

他に紫外線殺菌・殺菌殺藻剤・銀イオンによる殺菌・銅イオンによる殺菌がある。

 

紫外線殺菌は流水に紫外線を照射することによりレジオネラ菌を不活性させ、初期のスライムの成長をおさえて防止する方法である。

 

殺菌殺藻剤は藻の発生とスライムの発生を防止する銀イオンによる殺菌は、レジオネラ菌に対しても殺菌作用が強く、蒸留水に混入させたレジオネラ属菌に対しても微量で短時間の作用で殺菌効果を示す。

 

銅イオンによる殺菌は、藻類の生育を阻害し、死滅させる。

つまり、レジオネラ菌は、藻類やアメーバと共生して増殖するので、レジオネラ菌が混入してきても、藻類は、銅イオンで防止し、スライムは、バイオ浄化作用や紫外線殺菌あるいは、オゾン殺菌などで制御されていれば、結果的にレジオネラ菌汚染への予防と対策のなるプールにおいては、塩素による消毒がきちんと行われていればよい。

 

レジオネラは、熱に弱いため、70℃以上の高温では、1分以内に殺菌でき、60℃以上の高温では、数分間で殺菌できる。

だから、温度を55℃以上に保つことが必要である。