ウィルスの仕組み
ウイルスは生きた細胞内だけで、増殖する。また、感染可能な細胞は、そのウイルスが特異的に結合するレセプターをもっている。ウイルスがそのレセプターと特異的な吸着を行うことから、感染は始まる。
<HBVのライフサイクル概念図>
免疫システムの攻撃は2段構えで行われる。
第一段(非特異的免疫)
(ナチュラルキラー細胞が活性化される事も分かっています。)
(遺伝子情報である
第二段(特異的免疫)……第一段の攻撃が行われている間に、生体は第二段の攻撃を準備します。
1
.B細胞と呼ばれるリンパ球がそのウィルスに結びつく抗体を作り出す。→免疫グロブリン2
.この免疫グロブリンは蛋白質からなり、全体としてY字形をしています。Y字の先端部分は、そのウィルスの形に合わせた「そのウィルス専用」に作られます。そしてウィルス表面と抗体の先端部分が結合します。
3
.表面に抗体が結合したウィルスは、レセプターに結合できなくなったり、細胞膜と融合出来なくなり、増殖不可能となります。
4
.その一方で、キラーT細胞が感染細胞を破壊していく。<免疫システムモデル図>
肝細胞を主たる標的として感染し、肝炎を犯す種々のウイルスを総称して、肝炎ウイルスという。したがって物理化学的性状に基づくウイルス学的分類上では、各々異なるウイルス科に属している。
キャリア
ウイルス性の疾患で、
発症
ウイルスが感染している肝細胞を宿主が異物と認識し
、免疫反応に基づいて、ウィルスと共にウイルスに感染している肝細胞を自ら破壊することによって、炎症をおこす。
A型肝炎ウィルス
B
型肝炎ウイルス不完全2重鎖
DNA,DNAポリメラ−ゼを含む。来ているので、感染性を待たない。
<
B型肝炎ウイルス(HBV)>
参考:
http://www.mic.ki.se/Diseases/c6.htmlB
型肝炎コア抗原エンベローブ
B
型肝炎表面抗原Secreted Filament
管状粒子Secreted Sphere
小型球形粒子
<オルセイン染色した
HBs抗原>
参考:
http://www.jichi.ac.jp/usr/path/stain/docs/orcein.htmlHBs
抗原…茶褐色あるいは紫色を帯びた茶色弾力線維…茶色
ウィルス感染者の血清中に出現する成分です。
C型肝炎ウィルス
ちなみに日本で多いのは、
D型肝炎ウィルス
E型肝炎ウィルス
参考文献:系統看護学講座
専門基礎6 疾病のなりたちと回復の促進[3] 微生物学、天児和暢、医学書院、2000年第8版第5刷ウィルス肝炎・渡辺明治・永井書店(
雑誌Newton
2000年9月号、ニュートンプレス参考
URL :http://www.globalserve.net/~harlequin/HBV/