感染経路について

 

ここ3年間の赤痢の感染状況↓ ||||||

※( )内は合計に占める、国内感染者の割合を表す。

 

1996年および1997年の細菌性赤痢は、ほとんどが国外感染例であり、そのうちアジア(インド・インドネシア・タイなど)で感染したと思われる患者が過半数を占めており、国内感染例は多くありませんでした。ところが、1998年には国内集団発生事件の増加のため、その傾向が逆転し、国内例が過半数を占めました。その原因に、昨年大勢の感染者をだした、長崎における集団感染があげられます。( 長崎の事例にGO!!

 

1998年の細菌性赤痢入院患者の年齢↓ ★彡 ★彡 ★彡

細菌性赤痢の患者の年齢は20歳代が最も多く、その90%が輸入例です。海外渡航者の年齢との関連性が推測されます。

50596069歳に国内例が多いのは、986月に大阪でおきた集団感染事件が関わっています。

やはり、海外において病原体が体内に入り発症することが多いようです。しかし、98年には国内における原因不明の集団感染が増加しました。赤痢菌は海外だけでなく、日本にも潜んでいるということなのでしょう。

 

具体的な感染経路↓ ((││)) ブヒッ!! ((││)) ブゥ〜

赤痢は原虫(寄生虫)や細菌に汚染された水を飲んだり、食物を食べたりすることで感染します。それは、赤痢患者の排泄物にたかったハエによって食物に運ばれたりするからです。

また、アメーバ赤痢は人から人への接触、たとえば、異常な性交渉によっても感染することがあるので、性感染症として分類されることもあります。

いずれにしても、経口からの感染である。