集団感染事例
☆長崎
1998
年5月4日午後、長崎県内のある私立大学で、学生5名が下痢・発熱・腹痛の症状をうったえ、食中毒の疑いで市内の病院に入院した。そして、検査によってその原因は赤痢と断定。その後も感染者の数は増加し、最終的には821名となった。調査によって感染経路は、大学構内井戸と判明。井戸水が汚染された原因は、井戸水の殺菌装置に塩素剤が入っていなかったこと、そして、排水設備の水が井戸に漏れていたことと推測された
この事件は長崎県内での過去最大規模の集団感染であり、昨年の最も多くの感染者を出した集団感染ともなった。
飲料水を原因とする赤痢の恐ろしさを証明する事件であった。
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