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http://www.nikkansports.com/news2/health/10/he10-29.html

図説病態内科講座 第17巻 感染症、メジカルビュ−社(1994).

看護学大辞典、メジカルフレンド社(1996).

腎臓病学 第2版、医学書院(1974).

腎臓病学 第3版、医学書院(1974).

臨床腎臓病講座3、金原出版(1981).

系統看護学講座 専門11 成人看護学(7)腎・泌尿器疾患の看護、医学書院(2000).

系統看護学講座 専門基礎5 疾患のなりたちと回復の促進(2)薬理学、医学書院(2000).

系統看護学講座 専門基礎6 疾患のなりたちと回復の促進(3)微生物学、医学書院(2000).

看護医学用語のよみ方と意味、医学芸術社(1999).

 

血行感染

微生物が生体に感染する場合、侵入門戸から体内の他の臓器組織への伝播がおこる。その際、微生物が循環血流中に流入して遠隔部位に運ばれて生じる感染を一般に血行感染と呼ぶ。

大腸菌

グラム陰性杆菌。大きさ0.5×1.03.0μm。芽胞を欠き、多くは周毛性の鞭毛を有し、運動性を示す腸内細菌。通気嫌気性菌、至適培養温度37℃、普通培地によく発育する。55℃、1時間ぐらいの加熱で死滅する。腸内正常細菌叢を構成し、ヒトに対し多くは非病原性であるが、病原性のあるものでは、病原性大腸菌、腸管侵襲大腸菌、毒素原性大腸菌、腸管出血大腸菌と腸管付着性大腸菌があり、発症機序が異なる。また、腸管以外の感染(膀胱炎、髄膜炎、創傷感染、腹膜炎など)の起因菌でもある。抗生物質耐性大腸菌が増加しているが、セファロリジン、テトラサイクリン、あるいはサルファ剤などが有効である。

ブドウ球菌

直径0.81.0μmのグラム陽性球菌。固形培地に発育した菌を染色すると、ブドウの房状の配列がみられる。通気嫌気性。ブドウ球菌は黄色ブドウ球菌と表皮ブドウ球菌の2種に分けられている。黄色ブドウ球菌は、コアグラーゼ、溶血毒素、エンテロトキシンなどを産生し、病原性が強く、ヒトの代表的化膿性菌であり、また毒素型食中毒を起こす。表皮ブドウ球菌は非病原性とされているが、敗血症や心内膜炎をおこすものもある。ブドウ球菌は、乾燥に強く熱にも比較的強い。

プロテウス属

プロテウス属には、Proteus mirabilis, Proteus vulgaris などがある。グラム陰性杆菌。鞭毛を持つが、芽胞、莢膜を欠く。自然界に腐敗菌として広く分布し、健康人の腸内にもいる。病的材料からも分離され、膀胱炎や食中毒も報告されている。

戦慄(悪寒戦慄)

体温が急激に上昇すると、皮膚血管は収縮し体温の放散が妨げられ、患者はかえって寒気を感じる。さらにすすむと四肢は震え、上下歯が不随意に運動する。このような状態を悪寒戦慄という。

悪心

軽い吐き気

第2世代セファム系

グラム陰性菌に対して、抗菌力、抗菌スペクトルともにすぐれて、かつ嫌気性菌にも有効。その反面グラム陽性菌には第1世代のものより抗菌力は低い。

第3世代セファム系

グラム陰性菌に対する抗菌力は強いが、グラム陽性菌に対しては第1世代のものより抗菌力が低いので注意すべきである。

ペニシリン

PGXKの4種類が知られている。ペニシリンGは、抗菌力も強く、安定しているため最も広く用いられており、グラム陽性球菌・淋菌・髄膜炎菌・スピロヘ−タ類に有効。

ニューキノロン

ナリディキシン酸の構造を基本とし、特定の場所にフッ素とカルボキシル其をもった合成の抗菌剤である。ピリドンカルボキシ酸系の新抗菌剤で、β―ラクタム剤に代わり、近年続々開発されてきている。抗菌スペクトルも広く強力であるDNAジャイレースを阻害し、細菌のDNA合成を抑制する。オフロキサシン、シプロクロキサシン、エノキサシン、ノルフロキサシン、その他多数の合成品がある。

補液(輸液)

幽門狭窄、食道狭窄などの飲食不能状態、高熱、激しい下痢などの水分電解質喪失の高度な状態、腸閉塞のような両者を合併した状態、悪性疾患による全身衰弱状態などでは、必要体水分量の全量、あるいは不足量を非経口的に投与しなければならない。この非経口的水分投与法が輸液である。通常は静脈に点滴注射によって行う。注入液は、Na,K,Clなどの電解質、Ph調整用の乳酸Naなどを加え、さらに栄養源としてブドウ糖、アミノ酸、脂肪などを加えたものが用いられる。

杆菌:

細長く、真っ直ぐな形の細菌。

クラミジア

鼠径リンパ肉芽腫の病原体。リケッチアや細菌に似た性質をもつ微生物。

ウレアプラズマ

マイコプラズマ科のウレアプラズマ属に属し、ウレアーゼを産生する。

マイコプラズマ

増殖にコレステロールを必要とし、ろ過性で細胞壁をもたず一般に培地には発育しにくい。

トリコモナス

成人女性の膣、尿道などに寄生し、膣炎、尿道炎、膀胱炎などを起こし、ときに男性が罹患して非淋菌性尿道炎を起こすことがある。

間欠導尿(間欠的導尿)

持続導尿に対応する用語。カテーテルを尿道に留置することなく、時間を区切って1日に数回導尿する方法。逆行性細菌感染の頻度が低い。膀胱の自然な拡張と収縮が繰り返されるため、膀胱の回復にも好影響。

アミノグリコシド

アミノ酸をもつ抗生物質で、グラム陽性および陰性菌、抗酸菌などに有効な広域抗菌スペクトルをもつ抗生物質で、副作用として第8脳神経(聴神経)障害や腎臓障害を起こしやすい。いずれもリボソーム30S粒子に結合して、タンパク質合成を阻害する。

テトラサイクリン

広い範囲のグラム陽性および陰性の細菌に有効で、一部のリケッチアやフラミジアにも有効である。いずれもリボソームに作用して、タンパク質合成阻害作用を示す。副作用として胃腸障害を起こし、妊娠中に使用すると、新生児の骨・歯にテトラサイクリンが沈着して、灰褐色に着色する。

生薬

天然のまま薬として応用するもの。植物、菌体、動物臓器、血清など。

経穴療法→鍼灸学で俗にツボという。

経穴:古代中国から伝わる人体の12経路。その経路上にある365の経穴が治療に使われる。

温熱療法

局所、全身の血流増加を促す。新陳代謝が盛んとなり、筋緊張の緩和、鎮痛作用などがある。

食細胞

好中球とマクロファ−ジがあり、菌を貪食(食作用)して食細胞に取り込む。

尿道狭窄

尿道の一部が狭くなること

神経因性膀胱

膀胱の神経支配の障害によっておこる膀胱機能の障害。

骨盤内炎症炎疾患

骨盤内腹膜炎、付属器炎、卵管炎、子宮内膜筋膜炎など、骨盤に限局する炎症を総称する名称。

逆行性感染(上行性感染)

原因菌が外尿道口から、経尿道的に膀胱に達し、さらに尿管から腎盂、腎実質へと広がる上行性の経路。尿流と反対で逆行性感染ともいう。

クレブジエラ

大きさ2.0×0.51.0μmで、鞭毛を持たないグラム陰性杆菌である。病巣より分離される菌は、菌体の23倍にも及ぶ莢膜を有している。通気嫌気性。ヒトには副鼻腔炎、咽頭炎、髄膜炎、心内膜炎、腹膜炎などを起こし、特に肺炎は劇症型肺炎となる場合がある。

緑膿菌

グラム陰性の杆菌。両端鈍円で一端に数本の鞭毛を有し運動性あり。胞子形成はない。ヒトに対する病原性は弱いが、広く自然環境分布しているので、混合感染、2次感染を起こして症状を悪化させる。特に、手術、火傷など生体の抵抗力の低下している場合、感染し、敗血症を起こす。治療に用いられる抗生物質のほとんどに抵抗性を示す。ゲンタマイシンが代表的な抗生物質。

セラチア

腸内細菌科に属する。セラチア属に含まれる霊菌Serratia marcescens は、0.5×0.51.0μmのきわめて小さいグラム陰性杆菌で球菌に近い。鞭毛を持ち運動性がある。芽胞、莢膜を持たない。プロディギオシンProdigiosin という。赤色色素を産生する。近年、耐性菌の出現とともに、尿路感染症の主要な病原菌として注目されている。

アデノウィルス

大きさ70nm20面体をしている。核酸はDNA型でエーテル耐性、また核酸性である。56℃、5分以内の加熱で不活化される。ヒトのアデノウィルスは、赤血球を凝集し、また、可溶性の補体結合抗体を持っている。このウィルス群は、眼分泌物、咽頭粘膜、大便などに排泄されるが、かなり抵抗力があり、接触感染するので、消毒その他注意が必要である。

真菌

カビ・酵母・キノコの類。