ある時期が来ると、増殖したHIVはヘルパーT細胞からいっせいに出て行きます。この時、HIVはヘルパーT細胞膜の脂質部分を奪い取り、自分の膜として利用します。ヘルパーT細胞は膜をズタズタに破られ、破壊されてしまいます。ヘルパーT細胞から飛び出したHIVは、すぐに新たな宿主であるヘルパーT細胞へ襲い掛かります。