<ヘモフィルスインフルエンザの予防法>

インフルエンザウィルスによるインフルエンザそのものの予防には、ワクチン接種やうがい、手洗いなどが有る。

ヘモフィルス属のインフルエンザb型(Hib)に関しては、多糖類のワクチンが、1985年に紹介された。

 

Haemophilus influenzae b (Hib)

(不活性化ワクチンkilled vaccine) 最低4週間 生後6週 3回目の接種後 いくつかの国では,生後12-15ヵ月の間4回目の接種をしている. 最も一般的に使われているHaemophilus influenzae b型のワクチンの第1期には3回接種する.しかしながら,一つの製品は第1期に2回接種することで認可を得ている

インフルエンザ菌(Hi)は髄膜炎、肺炎、喉頭蓋炎、関節炎など種々の重症感染症を起こす。ワクチンが導入される以前(1988年以前)はb型インフルエンザ菌(Hib)が5歳以下小児の重症Hi感染症の95%を占めていた。1988年に Hibワクチンが18カ月〜5歳までの小児に導入され、1990年には定期接種として勧告され、1989〜1995年にかけて、5歳以下小児における Hib感染症は95%減少した。

 

日本ではポリオ・BCG・三種混合・二種混合・麻疹・風疹・日本脳炎 等とは異なり、日本では小児のHIBの予防接種は行われていない。

 

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<イギリスの例>

英国での予防接種は個別防衛の考えに基づく勧奨接種であり,集団防衛を目的とした強制接種ではない.

HIB: Haemophilus infuenzae type Bに関して:

日本ではHIBの予防接種は行われていないが,合衆国では1980年代半ばより使われていて,小児の髄膜炎予防にはっきりした効果が証明されている.英国では1992年より開始された.主な副作用(予防接種の場合,正確には副反応と呼ぶが)は注射部位の発赤,腫れ,発熱といった一般的なもので,その頻度も他のワクチンに比べて少ない安全なワクチンである.DTP三種混合を受けられる子なら,問題ない.ポリオワクチンとの併用も何ら問題ない.なお,インフルエンザ菌というのは,細菌であり,流行性感冒の原因となるインフルエンザウイルスとは全く異なる病原体である.

 

Hibワクチンに関するアメリカのサイト:

http://www.cdc.gov/epo/mmwr/preview/mmwrhtml/00001330.htm 

参考

http://www.nsknet.or.jp/%7Ekatoh/inokulation.html#anchor593758

 98066 藤井 可

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