クリプトコッカスネオフォルマンスの感染について
感染
- クリプトコッカスネオフォルマンスはハトなどの鳥類の糞中に存在。
- クリプトコッカスに胞子を吸い込んだり、または直接触れたりすることにより感染。
- 飛沫感染。
- 経気道感染。
- 飛沫感染であることから、完全な予防は困難。
- 空気中に含まれる胞子を吸い込んだ場合は、それが鼻の粘膜に定着して、その場所で増殖し、全身を虫食むこともある。
- クリプトコッカスは神経細胞に親和性があり、特に中枢神経細胞が感染を受けると、さまざまな神経障害が発現する。
- 肺においては、肉芽腫性の病変や限局性の肺膿瘍、そして全体に広がる肺炎を引き起こす。
- 皮膚を通じて体内に入り込んだクリプトコッカスは膿瘍や肉芽腫性の病変を作る。ちょっとしたにきびのようなものに見えても、大変恐い病原体が潜んでいる場合がある。
- 深部常在菌。感染したからといって必ず発病するわけではなく、エイズなどで免疫機能が低下した場合に、クリプトコッカス症(肺炎)や髄膜炎、全身感染症を引き起こす。