用語集
ミオクローヌス…単一の筋または筋群に生ずる短時間の稲光のような収縮。 通常,ミオクローヌスは,正常人が眠り込むときに生じる(一般にみられるしゃっくり(吃逆)は,横隔膜に発現するミオクローヌスの1種である。 病因には,代謝障害,様々な変性疾患,および遅発ウイルス感染症などがある。 治療は,基礎に存在する代謝異常を正すことから始める。REM睡眠行動障害…夢でうなされること。夢見体験に基づく夜間の異常行動。
○覚醒系の伝道路
*視床髄板内核でニューロンを変えて大脳皮質に投射する経路
*視床下部を経る経路。強力。
(特に視床髄板内核、視床網様核から橋網様体への下行線維と、上行 線維でつくられる視床―模様体回路の重要性が知られている。)
以上の2つがある。
○睡眠系
*前脳基底部、後視床下部、橋模様体と連絡している。
ホルモンの分泌には、睡眠に直接関係して増減するもの(睡眠依存性)と、直接影響を受けず、固有の概日リズムを持つものとがある。
図では概日リズムはかろうじて守っているものの、分泌量が圧倒的に少ない。
図では、分泌量が圧倒的に少ない。概日リズム性が強いのなら、対象群と同じ分泌量を示すはずである。
NREM睡眠時は副交感神経優位。REM睡眠時は交感神経優位。また、覚醒反応に一致して交感神経の興奮が見られる。
参考:「睡眠学ハンドブック」
1994 日本睡眠学会 4.睡眠と自律神経機能[奥平進之]、 5.睡眠と内分泌機能[高橋康郎] アストロサイトーシス(Astrocytosis)…損傷した組織のアストロサイトの拡散
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